スキルアップ勉強会で行われた
アートに仕上げるためのレタッチ講座


SAMURAI FOTOでは月1回の勉強会のほかに、メンバー同士でレタッチやプリントの技術を共有しながら学び合う「スキルアップ勉強会」を2~3カ月に1度、開催しています。その中で、行われているひとつが「レタッチ講座」です。
デジタルデータをより効果的に活かすために、あるいはアート作品として自分の表現をプリントに実現するためには、レタッチという作業は欠かせません。けれども、それは合成のような大胆な加工ではなく、自分の表現をするためのほんの少しのレタッチであったり、カラー写真をモノクロ作品にするときに行なう覆い焼きや焼き込みのような、ちょっとした作業です。
しかし、レタッチしたとは見えないように仕上げるためには意外とスキルが必要です。また、こういったテクニックをPhotoshopなどのガイドブックから一から学んで、身につけるためには相当な時間がかかります。
SAMURAI FOTOではそれぞれのメンバーが身につけたノウハウをTipsとして紹介し、自分の表現に必要なスキルを短時間で習得していただきたいと考えています。
日本の写真が海外でアート作品としていち早く認められ、より多くの方々に作家として活躍していただくために……。私たちが学んだテクニックが少しでもお役に立てればと思います。

 スキルアップ勉強会で行われた アートに仕上げるためのレタッチ講座

蓮見浩明 Hiroaki Hasumi

2012年のSAMRAI FOTOの設立時から会長を務める。海外のポートフォリオレビューにも積極的に参加し、ドイツやイタリアなどで作品展示を行なっている。長年にわたって独学で学んだ
PhotoshopやSilver Efex Proなどを使ったレタッチ・テクニックとともに、つねに最新バージョンでの新しい加工法も研究。SAMURAI FOTOスキルアップ勉強会やSAMURAI FOTOセミナーなどで発表している。