ぶれの軽減

PhotoshopCC (2015) には「ぶれの軽減」という新機能も加わりました。ぶれはなかなか修正しにくいものですが、この機能を使うことによって、上下左右にぶれた画像を自動で軽減してくれます。また、マニュアルにして好みの加減で補正することもできますので、ぶれのためにボツにしていた写真を救うことができます。

※動画は720HD画質でフルスクリーンでご覧ください。

補正前
ぶれの軽減 設定前
補正後
ぶれの軽減 設定後

動いている被写体を撮影すると、被写体ぶれを起こしていることがあります。とくに人間の動きなどの場合には、縦や横など部分によって、ぶれの方向が違いますが、「ぶれの軽減」を使えば自動的に修正できます。ぶれを軽減したい部分をいくつか選んで、[ぼかしトレーシングの設定]デフォルトのままで保存しました。

Step1

●ぶれを軽減する(自働)

Photoshopで画像を開いて、[フィルター]→[シャープ]→[ぶれの軽減] を開く。立ち上がりと同時に自動でぶれは修正される。プレビューにチェックを入れて確認する。

Step2

●ぶれている範囲と箇所を指定する

修正したい部分にカーソルを移動して、修正したい範囲を指定すると、ここを中心に全体的に補正がかかる。さらに修正したい部分を追加したい時はその部分も選択する。[ぼかしトレーシングの設定]の[滑らかさ]と[斑点の抑制]は好みによって動かしてもいいが、解像度が落ちるのでデフォルトのままがおススメ。

Step3

●マニュアルでぶれを軽減する

[ぼかし方向ツール]を選択し、画像を100%表示にする。ぶれている方向にカーソルを動かす。

Step4

●画像を保存

[詳細]の中から修正したい部分にチェックを入れて、[OK]をクリックすれば、ぶれが軽減されてPhotoshop画面に戻る。