2015年9月27日勉強会の議題
- FOTO SUMMIT(8/30)の反省点(冨川)
- NPO法人化の意義について(田上)
- 世界の写真家たちがいま取り組んでいること(吉田先生)
- 和紙プリントから見た最新プリンター考察(村田)
- プロジェクト、作品の発表(千代田、佐々木浩二)
- 表現力向上プロジェクト「同じデータから各々のコンセプトでプリントする」(羽賀、佐々木一弘、佐々木浩二、野村、村田、原田、蓮見、江田、田上)
- FOTO FEST ヒューストンでのレビュー前のアドバイス(蓮見)
FOTO SUMMITの反省点(冨川丈司)
8月30日に開催したFOTO SUMMITについてさまざまな反省点を確認するとともに、次回イベント「FOTOFESTレビュー報告会」についても話し合いました。
NPO法人化の意義について(田上晃庸)
日本の写真がアート作品としてより高く、広く認識されることを目的として、より透明性を高めた活動を行なうためのNPO化。その活動の意義について確認しました。
世界の写真家たちがいま取り組んでいること(吉田繁先生)
吉田先生からは海外の写真家たちがいま取り組んでいることをいち早く教えていただきました。それは自分のプロモーションビデオをつくり、これを公開して写真集などを販売しつつ、世界中から資金を集めていること。なかには目標額の400%を達成している写真家もいます。やはり、海外の写真家たちはつねにアグレッシブです。
和紙プリントから見た最新プリンター考察(村田光司)
インクジェットプリンターと用紙の研究では右に出る者がいないほど詳細な検証を行なってきた村田さんからは、黒の濃度が上がったといわれるエプソンSC-PX3Vでの和紙のプリント結果を発表。その結果、どのような長所と短所があるのか、また、どのような作品に適しているのかなど、ほかにはない貴重な考察を語っていただきました。
プロジェクト、作品の発表(千代田路子、佐々木浩二)
ヒューストンに向けて新しいプロジェクトに取り組んでいる千代田さんの作品にはどんな用紙、サイズが最適なのかさまざまな意見が出されました。
まだプロジェクトには取り組んでいない佐々木さんですが、最近、撮影された写真を公開。どのようにして作品に仕上げていくかアドバイスを受けました。
表現力向上プロジェクト(羽賀孝夫、佐々木一弘、佐々木浩二、野村美和、村田光司、原田浩司、蓮見浩明、)
今回は千代田さんが撮影した里神楽の4点をメンバーがそれぞれプリント。個性あふれる力作が揃いました。
画像提供者である千代田さん自身もプリントされました。記録写真を作品に生まれ変わらせるのが課題です。
佐々木一弘さんの作品。面の部分にだけ人の熱を感じさせるように色を残して仕上げています。
村田さんの作品。左は面に動きを出し、右は舞台の背景をレタッチでシンプルに……。鬼気迫る作品になりました。
野村さんは古さを出すために、用紙をコーヒーや紅茶で加工。見事なアイディアで古色を実現しました。
ほかにも背景を別の風景と組み合わせたりと、ひとつとして同じ作品がないのが興味深ったです。
クラブだからこそ、さまざまなコンセプトに基づいた異なる作品が生まれ、それがまた、全員にいい刺激となります。また、この宿題から自分の作品づくりのアイディアも生まれています。画像提供者である千代田さんはどの作品も気に入られましたが、その中から今回は村田さんの作品が選ばれました。
FOTO FEST ヒューストンでのレビュー前のアドバイス(蓮見浩明)
来年3月にメンバー約10名が参加するヒューストンでのFOTO FESTレビュー。そのレビューに向けて、FOTO FEST側からアドバイスが発表されたため、蓮見会長が英文を訳しながら、注意点を確認してくれました。
当日の動画は[Members only]ページから見ることができます。SAMURAI FOTOメンバーの皆さんはそちらからご覧ください。