エバレット・ブラウンさんをお迎えして来年のSAMURAI写真展へ向けてGO!!

2016年8月14日勉強会の議題

  1. プロジェクト『おしち』の概要とプロセス、成果の発表(千代田)
  2. PARIS PHOTO滞在記(千代田)
  3. 新しいプロジェクトとリオでの日本文化の評価(吉田先生)
  4. 写真展用動画制作について(原田、蟹江先生)
  5. 作品発表(羽賀、佐々木一弘、青山、蓮見)
  6. アート作品の取り組み方とSAMURAI写真展のテーマについて(エバレットさん)

プロジェクト『おしち』の概要とプロセス、成果の発表(千代田路子)

プロジェクト『おしち』の概要とプロセス、成果の発表(千代田路子)
ヒューストンFOTO FESTでレビューを受けた『おしち』について、どのような成果があり、それはどのようなきっかけで実現に至ったのか発表してくれました。

プロジェクト『おしち』の概要とプロセス、成果の発表(千代田路子)
和紙にプリントした作品ですが、どの用紙にするか決めるまでに村田さんと共にテストした様々な用紙も見せていただきました。

プロジェクト『おしち』の概要とプロセス、成果の発表(千代田路子)
『おしち』は6つ目のプロジェクト。そして、今は7つ目のプロジェクトも始められた千代田さん。その発想はどのようにして生まれたのかが興味深かったです。

プロジェクト『おしち』の概要とプロセス、成果の発表(千代田路子)
多忙な本業を持ちながら、作品づくりをしていくために千代田さんは綿密なスケジュール管理も行なっている。2年後までびっしりと書かれたノートには驚かされます。

PARIS PHOTO滞在記(千代田路子)

PARIS PHOTO滞在記(千代田路子)

2015年のパリフォト開催中にパリを訪れた千代田さんにはその時に訪れた様々な写真展の印象を語っていただきました。パリフォトと同時期に開催される機材ショー「Salon de la Photo」には日本のメーカーも多数参加。パリフォトでの展示作品やサテライトイベントfotofeverの様子も写真などで見せていただきました。また、これらの他にも、PHOTO SANINT-GERMAINを始めとした写真ギャラリーの集まるサンジェルマン通りの写真展やPolycopies、OFF PRINT、PHOTO DOC、Jeu de Paume、ヨーロッパ写真美術館、ヘンリ・カルティエ・ブレッソン財団、オランジェリー美術館、In betweenギャラリー、Takalshiiギャラリーでの展示など、アート写真一色になるパリの様子を発表してくれました。

新しいプロジェクトとリオでの日本文化の評価(吉田繁先生)

新しいプロジェクトとリオでの日本文化の評価(吉田繁先生)
新しいプロジェクトへの取り組みを始められた吉田先生からそのテーマやモチーフ、ステートメントをどのように作っているか教えていただきました。

新しいプロジェクトとリオでの日本文化の評価(吉田繁先生)
リオ五輪取材中、現地の人たちが注目した日本文化とはどのようなものだったのか。私たちが普通に感じていることに実はとても独自性があることに驚かされました。

作品発表(羽賀孝夫、佐々木一弘、青山紀子、蓮見浩明)

作品発表(羽賀孝夫)
羽賀さんはご自分のお住まい近くの歴史を丹念に調べられて、その作品を発表。SAMURAI FOTOでは個人個人が率先して作品に取り組んでいます。

作品発表(羽賀孝夫)
ここからはエバレット・プラウンさんも参加。意義のある作品制作をどんどん続けていくようにと、力づけてくださいました。

作品発表(佐々木一弘)
佐々木一弘さんは地元のお祭り「彩夏祭」の作品を持ってこられました。10年以上撮り続けられているだけに人とのつながりも沢山できているようです。

作品発表(佐々木一弘)
日本の伝統的なお祭りに詳しいエバレットさんからは「これは新しい祭りだけれど、やがて伝統的なものにもなるから」とエールをいただきました。

作品発表(青山紀子)
入会3か月めの写真家・青山紀子さんは現在、初めてのプロジェクトに取り組み中。蟹江先生に添削を受けているステートメントから発表。

作品発表(青山紀子)
自分の心象風景を撮影した作品群ですが、エバレットさんからは絶賛されました。千代田さんも「カッコいい作品で、私も撮ってみたい」と……。

作品発表(蓮見浩明)
蓮見浩明さんは新作の制作過程がわかる動画も準備。来年のSAMURAI写真展でも流す予定のもので、他のメンバーの参考になるものでした。

作品発表(蓮見浩明)
この日、初公開の蓮見さんの作品。桜をモチーフにした金屏風です。金箔の上にUVプリンターでプリントした90cm高の屏風は広げて壁にも掛けられます。

作品発表(蓮見浩明)
インクジェットプリンターでは白はインクを打たず用紙の紙白になりますが、この作品は枝垂れ桜の白が描かれたもののように表現されていました。

作品発表(蓮見浩明)
エバレットさんも参加者も全員がしばらく見入ってしまいました。日本のアート写真作品としてすぐに認められるだろう素晴らしい作品でした。

アート作品の取り組み方とSAMURAI写真展のテーマについて(エバレット・ブラウンさん)

アート作品の取り組み方とSAMURAI写真展のテーマについて(エバレット・ブラウンさん)
ジャーナリストとして写真の撮り方と湿板写真で作品を撮る時の取り組み方には違いがあるとのこと。どちらにしろ五感を研ぎ澄ましておくことが大切だという。

アート作品の取り組み方とSAMURAI写真展のテーマについて(エバレット・ブラウンさん)
SAMURAIグループ展のタイトルを何にするか、今一番、私たちが伝えるべきことにぴったりと合う言葉をエバレットさんとともに話し合いました。

当日の動画は[Members only]ページから見ることができます。SAMURAI FOTOメンバーの皆さんはそちらからご覧ください。