9月勉強会の議題
- 吉田繁先生のモスクワでの写真展報告(蟹江)
- モスクワの写真展開催で学んだこと(吉田先生)
- 「アートとは何か」の発表(蓮見、田上)
- 新入会員の作品とステートメント発表(入江ほか1名)
- 今月の見学者のご挨拶と感想発表
- 次回勉強会と次回スキルアップ勉強会の日程調整
吉田繁先生のモスクワでの写真展報告(蟹江)
4年前から海外のフォトフォリオレビューに挑戦し、一昨年にモスクワにあるLumiere Brothers Center for Photographyと契約。今年7月に個展を開催した吉田先生。開催に際してはTV、雑誌取材のほか作品の価値を決めるトレンドセッター向けのトークショーもあり、そのプロモーションの凄さにメンバー全員が驚かされました。詳細情報はこちらから。
モスクワの写真展開催で学んだこと(吉田先生)
自分のことや作品のことを英語で説明できないと当然わかってはもらえない。なにより吉田先生が強く実感したのは、「コンセプトをつくり、それを説明することはとても大事。コンセプト以前に最初に持たねばならないのが自分の哲学である。それを作品に表現する。哲学をどのように自分の作品に表現しているか、それをきちんと説明できないと、誰をも納得させることができない」ということだった。
「アートとは何か」の発表1(田上晃庸)
現代アートに関する書物から読み始めた田上さんは千住博さんの本と杉本博司さんの作品から徐々に「アートとは何か」が見えてきたという。さらに自分の仕事である「知的財産の管理」と関連づけて知的財産とアートは同じ構図だという仮説を立てて取り組んでいった。詳しい内容はこちらから。
「アートとは何か」の発表2(蓮見浩明)
一般論としてのアートを考え、そこには表現者の哲学と思想が必要であると、最初に蓮見さんは考えた。
一般論としてアートを自分はやっていないと気づき、自分にとってのアート論について再考した。
蓮見流のアート論を生み出すのに影響を受けた東山魁夷の『道』。戦後、日本の進むべき道を描いた時代性の高い作品に感銘を受けたという。
風光明媚な場所を描くのではなく、身近なものをアートとして表現している作者の感性に感動した。蓮見さんの詳しい内容についてはこちらから。
新入会員の作品とステートメントの発表など
8~9月に入会された方の作品とステートメントの発表がありました。国内外でフォトレビューを経験してきているメンバーからは熱いアドバイスがたくさん飛びました。
当日、見学されていた方も入会され、新しいメンバーを加えて、これからもSAMURAI FOTOはPhotographic Artを目指して、みんなで協力し合いながら精進していきたいと思っています。